佐々木 連覇!
2015.2.22
白樺高原にしては珍しく高めの気温の中で大会は開催された。天候は晴れ時々曇りと言ったところだろうか。。選手達にとってはゲレンデ状況を十分に把握できる状況。各自のベストで挑むにふさわしいゲレンデコンディションであった。
昨年この大会を制覇した佐々木が今回もその力を見せつけた。まさに貫禄さえ感じる内容だった。特に推進力のあるスキー操作を武器にして大回り、小回りを安定かつ切れ味のある滑りでアピールした。 最初の種目の大回りのフリーこそ種目別1位を逃しはしたものの、他の全種目で1位を獲得し他を寄せ付けぬ強さで連覇を達成した。長男の栄基君が颯爽と前走をしてくれている姿に、父親の佐々木も負けてはいられないと、親父の底力をアピールしているかのようにも見えた。とりあえず父親の面子を守るには完璧な結果だったと言えよう。
そして佐々木の跡を追って、金内と小林が2位3位に食いこむ。二人とも抜群の安定性があった。おそらくは妥当佐々木で望んだであろうこの大会。大回りのフリーで二人とも同点1位になったことで、一矢報いた感はあった。金内のオールラウンドなスキー裁きと、小林の大回りに見せる板の走り。いずれもトップの佐々木に終始プレシャーを与える最大の武器だった。
今回のニューカマーの清水も安定していた。常に冷静な判断で運動要素を選ぶ点は、今後の下克上を彷彿させる内容で堂々の4位入賞。特に小回りで見せていたストロークの大きなスキー操作には潜在的な技術力の高さを感じることが出来た。
女子の部の1位でもある大前。今年はミドル系の板をチョイスして大会に挑んだ。結果、大回りでは高得点を出してはいたが、はやり相性の問題か、小回り系で点数が今一伸びなかった。しかしながら女子でありながらも、総合で5位に入るところ。さすが!
そして6人目のエキスパートは山村だった。まだスキーを止めてしまうようなエッジングが時折みられるもの、昨年よりも丁寧なスキー操作をして、審判に安定感をアピールしていたようだが、最終種目の不整地はやや守りに入ってしまったことが惜しまれる。
総合順位
優勝 佐々木栄悦
2位 金内健一
3位 小林恒重
4位 清水清
5位 大前知枝
6位 山村直嗣
女子
優勝 大前知枝
2位 清水恵美
技術選のResultはこちら→2015gisenresult.pdf