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更新日 2016-12-15 | 作成日 2008-05-17

2009 JESC SKI TECHNICAL COMPETITION in Shirakaba

on 2009.3.8

 超暖冬の今シーズン、雪不足に悩みながらもスキーフリーク達は思う存分にJESC技術選を楽しんだ。今年はJESC創部25周年とも重なり、OBなどのメンバーも参加し、ゲレンデだけではなく夜の部も盛り上がったようだ。
YOP_6665.JPG総合優勝の金内健一 競技は例年通り予選~決戦方式を採用し、25周年記念の特別枠で全体の60%が一部に進出出来た。
 選手総勢27名とまだまだ小さな規模だが、それだけに選手達のレベルも高く白熱した競技内容になった。
 大会は金内健一の悲願の総合初優勝で終わり、女子総合は長谷川の連覇で幕を閉じた。
YOP_5221.JPG女子総合優勝の長谷川幸世


=予選=
 予選は中斜面ウェーブでの総合滑降と中斜面のショートターンだ。2日前に降った雨と冷え込みのため斜面はかなり固くなっており、中斜面といえでもそれなりに気合いを入れる必要があった。
 しょっぱなの総合滑降で昨年の覇者・大沢がいきなりラップを奪い、その後に金内と小林徹が続いた。この種目はウェーブでの谷回りの処理がカギになる。YOP_4725.JPG大沢のウェーブでの滑りウェーブが緩斜面の中に設定されているだけに、スピードのロスを如何に抑えながら弧を作るかが得点を左右する。その中で大沢はウェーブの頂点を上手く使い、YOP_4748.JPG成長著しい西村速度感あふれる滑りを見せてくれた。
 おそらくはウェーブというものを滑ったこともない若手もいたが、それでもなかなか大したもので、しっかりとウェーブを処理してくる。明らかに個々のレベルが上がっていることが感じられた。女子は長谷川が、ウェーブでジャンプを入れるなど男子顔負けの滑りで全体でも5位の得点をたたき出す。成長著しい西村がその後を追った。YOP_5061.JPG坂本のショートターン

 予選2種目目の中斜面小回り。斜面途中にいくつかアイスバーンも存在し、中斜面と言えども気を抜けない状況。ここで金内と西川がいきなりラップを奪う。金内の柔軟な股間ではなかった股関節を使ったスペースを活かした滑り、西川のひねりを多用した切れの良い滑り、いずれも完成度の高さを感じることが出来た。女子はここでも長谷川がラップを奪うも一位違いで、新星の坂本がそれを追う。シビアなエッジ操作を要求されるバーンに各選手かなりナーバスになったいた。

YOP_5257.JPG西川のショートターン
 予選種目終了後、同率で大沢、金内がトップに躍り出た。その後を小林徹、西川、小林恒重がつけた。女子ではいきなり長谷川、坂本、西村、高羽ら4名の選手が1部へ進出を決めた。昨年度の一部進出を逃した有資格者の石岡も意地の滑りで一部への進出を決めた。
 その他、主力選手としては若手の前田、古株の小久保、山村、田中、近藤などが順当に一部への進出を果たした。また躍進のホープ中村も初の一部進出を果たすなど、新旧交代の様相となっていた。
YOP_5920.JPG小林恒重の柔らかな滑りYOP_6143.JPGリベンジ果たした石岡

=決戦=
 決戦に入ると徐々に金内がペースをつかみ始めた。特に今年の彼はスペースの使い方に上手さが光った。足のストロークを有効に使い、ゆったりしたリズムでかつ抜けの良いターンを見せてくれた。明けてみると決戦の3種目全てでラップを奪う完成ぶりであった。
 大沢は技術の過渡期にある感が強く、柔らかな操作が目立った。ただ、彼本来の滑りとは異なる技術を要求されることから、今年はいまいち自分の中で租借されていなかったのではないだろうか。持ち前のパワーに柔らかさが身につくと、誰も彼を止められなくなりそうだ。
 西川も得意のショートターンで点数を重ね、がっちりと3位をキープした。コブ斜面ではラップこそ奪えなかったモノの、バンクのスペースを最大限有効に使い、きっちりとまとめてくる点に上手さを感じた。
YOP_4716.JPG若手のホープ前田YOP_5389.JPG青森帰りの田中

 4位には青森で修業してきた田中が食い込む健闘を見せた。足に故障があるため十分な滑りではなかったが、各種目を確実にこなす点は高く評価出来る。
 5位に小林恒重が入った。昨年同様に柔らかい操作で安定性をアピールしてくる。彼も金内同様にスペースを使った小回りを得意とする選手だ。ロングターンでの点数が出るようになるとさらなるランクアップが期待できる。
 6位には山村が入賞した。ここのところ、入賞から遠のいていただけに本人にとっても嬉しい結果だったであろう。
 二部では萬屋が余裕の一位をゲット、ただし過去一部進出の経験もあることから今後の彼の奮起に期待したいところだ。
YOP_5880.JPG山村のロングターンYOP_5203.JPG萬屋のショートターン









 今年それなりにがんばった仲間達。来年は第10回の記念大会だ。さらなるランクアップを心に誓うのであった。

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