第14回 JESC スキー技術選速報

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更新日 2016-12-15 | 作成日 2008-05-17

ケンウッドSC 佐々木 完勝!

2014.03.9

 長野県白樺高原スキー場は快晴。先日の記録的な大雪はこのゲレンデにもたくさんの雪を降らし、スキーヤー達はその恩恵を楽しんだ。
 今年はJESC創部30周年の年、技術選にも新しい息吹を吹き込むべく神奈川県連のケンウッドSCから刺客が参戦。まさに30周年にふさわしい大会となった。
ジャッジは今年もおなじみ白樺高原スキースクールの先生方。今年はジャッジ陣も若返りを図り、甲信越選手権に出場する六川選手もジャッジに来てくれた。3審3採方式、点数即時公開。ライバル達の点数をチラ見しながら戦略を組めるシステムだ。
 最初の種目、中斜面大回りでいきなりケンウッドSCの佐々木が高得点をたたき出し、常連のクラブメンバーの度肝を抜いた。その後も佐々木は全てに安定して高得点をたたYOP_9617.JPGき出す柔らかな脚部の操作と、弓のようにしなる股関節のしなやかさで、見事なまでにスキー板を自由に操る。
 最後の不整地でもカービングコブの中を、やや縦目のラインで攻め切り、見事に初優勝に輝いた。ここのところ数年金内の連覇が続いていた。ある意味JESCの内輪だけの大会の感もあったが、今回の佐々木の優勝はJESCスキー技術選の歴史に新しい一歩を刻み込んだと言える。

 女子では30周年記念の大会に大前が久しぶりの出場。そして見事に女子の優勝を飾った。本大会は男女の差別無く同じコートで全て同じ種目が行われる。股関節の柔らかさは佐々木同様にきれいにしなり、そして的確に板を捉え、男性顔負けのアグレッシブな滑りを披露。全種目において男女総合で常に6位入賞すYOP_9885.JPGる強さで女子の部で圧勝。レベルの差を見せつけた。二位には昨年と同順位の永松(旧姓海老原)が食い込んだ。大前の優勝の陰でややかすんだように見えた永松の順位ではあったが、明らかに彼女の滑りの変革を感じさせる競技内容だった。


YOP_0324.JPG 総合の2位には、ここのところ確実に順位を上げてきていた小林が食い込んだ。決して若手とは言えない彼であるが、昨年からの成長の跡が随所に見られた。この冬の彼の努力が実ったと言えよう。
 そして昨年優勝の金内。雪の抵抗を上手く捕らえきれない感があったが、柔らかいスYOP_1208.JPGキー操作で高得点を重ね3位に食い込んだ。本人にとって今回の順位は本意では無いだろうが、これが彼のスピリットに新しい刺激を与えてくれることを期待したい。

この他にもケンウッドスキークラブの山谷が4位に入賞するなど、新しいメンバーの上位入賞が目立った。和気藹々がコンセプトのJESC技術選だが、30周年の今年を期に、もっともっとスキーの仲間が増えていくことを期待したいものだ。

総合順位
 優勝 佐々木栄悦
 2位 小林恒重
 3位 金内健一
 4位 山谷高広
 5位 大前知枝
 6位 小久保聡
 6位 田中省吾

女子
 優勝 大前知枝
 2位 永松明奈


技術選のResultはこちら→2014 GISEN RESULT

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