第11回 JESC スキー技術選詳報

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更新日 2016-12-15 | 作成日 2008-05-17

白樺高原は快晴なり・・・ドラマチックな展開

2010.0306

 白樺高原国際スキー場は快晴の朝を迎えた。若干の風が気になるものの、その分雪面の気温は上昇することなく、天気予報上「春」とされているこの季節にして、滑りやすい雪面状況であった。
 この快晴の天候の中、スローなペースで大会予選が始まった。予選の2種目は大回りと小回り。この2種目で上位60%のみが一部へ進出できる。よってそのボーダーライン上にいるスキーヤーにとっては、決戦よりもナーバスになってしまう過酷な二種目と言える。
 予選二種目を終えた段階で2年前のチャンプ金内が昨年のチャンプ大沢を抑えてトップに躍り出た。鉄板的な安定感で高得点をたたき出す金内の堅実さが目立った。そして注目の一部進出者に大きな波乱は無かった。事前の下馬評で一部進出の可能性が高いと噂されていた加藤は若干堅さが目立ち、惜しくも一部進出を逃した。110306-10.JPGやや堅さの目立った加藤また参加選手の内、有資格者は全員一部に進出。中でも目を引くのが久しぶりの出場の杉田。クラッシックな滑りに最新の滑りを無理矢理押し込みながらの演技。堂々の4位につけて予選を通過した。110306-5.JPG予選4位の杉田

 決戦に入ると得点の出方に差が出始める。ここでも金内が手堅くミスの無いすべりを披露。手堅いだけでは無く、他の選手に無いような柔らかさと切れ味を見事に演じきる。金内を追いかけて大沢が切れを武器に勝負を仕掛けるが点数が出ない。また山村も予選3位の好位置キープしながらも、上手く攻めきれなかった。
 終わってみると金内が全種目で1位をたたき出すJESCの歴史に名を残す偉業を達成していた。110306-01.JPG完全優勝の金内
 一方二部では、最近若干二部での居心地が良くなってきている幸田が大きく崩れること無く一位に輝いた。本来有資格者に相当する技術は持っているだけに来年以降のリベンジに期待したい。110306-2.JPG二部優勝の幸田

 女子の部でも西村が念願の女子一位を獲得。またJESC技術選のトロフィーに新しい名前を残すことが出来た。110306-3.JPG女子優勝の西村

 大会を降りかえってみて、全体のレベルが上がってきていると感じた。大会閉会式の際にジャッジ陣から頂いたコメントを頭に入れて、残りのシーズンをがんばって頂きたい。なお、今回の大会でジャッジに当たって頂いた白樺高原スキースクールのスタッフの方々に謝意を表したい。

(YW記)

技術選の詳細結果はこちら→2011 GISEN RESULT

ニューフェイスPHOTO

110306-6.JPG気合いの阿部ちゃん
110306-8.JPG成長株の木村さん
良いキャラしている海老原初々しい滑りが印象的なエビちゃん

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